マンガン以上6発！乱打戦を制したのは！？麻雀プロ団体日本一決定戦第3節2回戦A卓レポート

9/13(火)16:00よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送された、第1回麻雀プロ団体日本一決定戦第3節2回戦A卓の様子をお届けします！

対局者は、起家から順に

谷井茂文（RMU）

藤崎　智（日本プロ麻雀連盟）

小倉　孝（日本プロ麻雀協会）

村上　淳（最高位戦日本プロ麻雀協会）

レポーターは、鈴木聡一郎（最高位戦日本プロ麻雀協会）です。

このメンバーを見て想像したのは、「村上が1人置いていかれる小場の展開」であった。

藤崎はかわし手のスペシャリストであるし、谷井も柔軟にスピードを合わせてくる。残る小倉は、仕掛けもリーチも早い。

そうなると小場になりやすく、門前高打点派の村上が1人置いていかれるところを真っ先に想像したのだった。

しかし、そんな私の予想は、東1局にして簡単に裏切られる。

藤崎が、村上のドラアンコテンパイをかいくぐり、メンタンピンツモドラ2の3000・6000を決め、一気に突き抜けたのだ。

こうなると安手が出にくく、早い展開にはなりにくい。

すなわち、村上の間合いである。

村上が早速ヤマに4枚生きのペン3mリーチをツモって2000・4000をアガると、次局では南、北とポンしたテンパイから小倉のリーチに押し返し、東ツモの2000・4000。

「高打点の殴り合いでは負けてらんねえんだよ！」

とばかりに、マンガン2連発で村上が藤崎をたった2局でまくってしまった。

すると、オヤ番の東4局では、オヤリーチに押し返した藤崎から5pが出てウラ1の5800。

これが決定打かと思いきや、南1局ではさらにこのダメ押し↓。

高目のドラをツモって2000・4000。

こうなると、後は銀・銅メダルを決める3者の戦いである。

南3局、まずは東、白とポンした小倉がオヤマンテンパイで2着浮上を狙う。

すると、ドラポンの村上も追いついた。

しかし、アガったのは谷井。

2人のマンガンテンパイをかわし、ラス目の谷井がリーチでラス牌の6mを引き当てる。これがウラ3の3000・6000で、谷井が一気に2着目まで駆け上がった。

しかし、オーラスでは藤崎が2000・4000をアガり返し、高打点の乱打戦をきっちり2着でまとめた。

村上　+49.3

藤崎　+13.8

谷井　▲12.8

小倉　▲50.3

自身の良さが出た半荘に村上も満足の様子で、トータルでも最高位戦がついにプロ連盟に並びかけている。

優勝争いはプロ連盟と最高位戦に絞られてしまうのか。

第3節も残りは2回となっている。

鈴木聡一郎（最高位戦日本プロ麻雀協会）

■次回放送（最終節）：9月25日(日) 14:30～ AbemaTV麻雀チャンネルにて