ついに明後日、団体日本一が決定!麻雀プロ団体日本一決定戦 最終節の見どころ
9/25(日)14:30よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送される、第1回麻雀プロ団体日本一決定戦 最終節の見どころをご紹介します!
レポーターは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)です。
1回戦ごとの放送卓は、下記となっています。(プロ連盟、プロ協会、最高位戦、RMUの順、◎は団体の大将)
【1回戦】前田直哉、鍛冶田良一、石井一馬、河野高志
【2回戦】◎勝又健志、◎木原浩一、◎近藤誠一、◎阿部孝則
【3回戦】前田直哉、鈴木達也、金子正輝、多井隆晴
【4回戦】佐々木寿人、鈴木達也、石井一馬、多井隆晴
【5回戦】◎勝又健志、◎木原浩一、◎近藤誠一、◎阿部孝則
なお、第3節終了時の成績はこちら↓
ついに、世紀のイベント「麻雀プロ団体日本一決定戦」も9月25日(日)に最終節を迎えます。
前節に最高位戦が首位を逆転しましたが、追いかけるプロ協会・プロ連盟とはたった100ポイント弱と、かなり接戦になっています。
1団体だけ大きく離されたRMUも、奇跡の大逆転に向けて最後まで諦めるわけにはいきません。
各団体とも、最終節に放送卓で複数回打つ選手を大将以外に1名置きました。
それが、前田(プロ連盟)、達也(プロ協会)、石井(最高位戦)、多井(RMU)の4名。
最終節の放送卓に複数回選ばれるということは、各団体・番組側双方からの支持があったということでしょうから、自然と注目が集まりますね。
その4名のうち3名ずつぶつかるのが、3回戦・4回戦です。
「門前高打点の殴り合い」
【3回戦】前田直哉、鈴木達也、金子正輝、多井隆晴
鈴木達也 +66.5(9位/32人)
多井隆晴 +14.8(14位/32人)
前田直哉 ▲30.6(20位/32人)
金子正輝 ▲133.7(29位/32人)
互いに手の内を知り尽くす達也・多井の対決。
その2人に対するのは、現在マイナスポイントの前田・金子。
特に、金子はマイナス100以上と、かなり大きく沈んでいます。
麻雀卓に座ると、周りが何も見えなくなるぐらい卓に没入する金子、その集中力で最終節にマイナスを減らしてチームに貢献したいところでしょう。
一方の前田は、第1節、大きくポイントを伸ばし、個人成績首位に立ったところからまさかの転落。前田も、ポイントをプラスにしてチームに貢献したいはずです。
その前田、2005年鳳凰位戴冠直後の↓のインタビューで、興味深いことを言っています。
「相手の手を捌かない」
確かに、1節目↓でも、仕掛けが圧倒的に少なかったですよね。
仕掛けが少ない順にこの4人を並べると、こんな感じでしょうか?↓
前田、金子、達也、多井。
例えば、東1局南家。
23m12379p11299s西 ドラ7p
上家から1枚目の1mが打たれたとしましょう。
多井は7巡目ぐらいでもチーすることがありそうです。しかも、多井はその後の1s9sも仕掛けて3900でも良しとしそうなフットワークの良い印象があります。
達也も、9、10巡目ぐらいからは仕掛けそう。
金子、前田が2段目でこれを仕掛ける印象はあまりありません。
このように、門前高打点が連発しそうな卓ですので、誰が大物手で勝負を決めるのかに注目です!
「仕掛け合いの乱打戦」
【4回戦】佐々木寿人、鈴木達也、石井一馬、多井隆晴
佐々木寿人 +128.1(4位/32人)
石井一馬 +74.5(7位/32人)
鈴木達也 +66.5(9位/32人)
多井隆晴 +14.8(14位/32人)
全員がプラスというこの卓では、好調者同士のぶつかり合いが観られそうですね。
さきほどの鳴きが少ない順だと
達也、多井、佐々木、石井
という順でしょうか。なんと、3回戦では鳴きの多い方に入っていた達也、多井が鳴きの少ない方に入ります。
この卓では鳴きが多くなりますから、「どこから鳴くのか」「なぜ鳴いたのか」を解説とともに見ていくと、新たな発見も多い試合になると思います。
特に、注目は最高位戦の大将・近藤誠一に「才能が羨ましい」(↓観戦記の締め部分参照)と言わせてしまうほどの天才・石井一馬でしょう。
例えば、石井は、自身が優勝した麻雀マスターズ(2012年)で、こんな仕掛け(赤枠内のオヤが石井)をしています。
石井の持ち味は、こういう仕掛けから相手の間合いを計っていくところ。
例えば、さきほどの東1局南家の手牌。
23m12379p11299s西 ドラ7p
石井は1巡目でも1mをチーしそうです。
佐々木も、3、4巡目にはチーしそうなイメージですね。
石井の先制仕掛けに対する、佐々木の仕掛け返し、多井・達也の高打点での押し返しに注目しましょう!
「運命の大将戦!ここですべてが決まる!」
【5回戦】勝又健志、木原浩一、近藤誠一、阿部孝則
勝又健志 +119.7(5位/32人)
近藤誠一 +20.6(13位/32人)
阿部孝則 ▲79.3(26位/32人)
木原浩一 ▲123.9(28位/32人)
最終節では、特別ルールがあります。
各団体の大将、鳳凰位(プロ連盟)、雀王(プロ協会)、最高位(最高位戦)、RMUチャンピオン(RMU)は、4回戦とも大将4人での対決となり、大将卓のポイントは2倍となるシステムとなっています。
つまり、この卓の4名は固定メンツで4回打ち、そのポイントが倍になるということです。
しかも、大将卓は他の卓より1回分後の2回戦から始まりますので、最終5回戦は、大将卓1卓しかないという状況となるわけです。
大将卓の放送は、2回戦と最終5回戦の計2回。
特に、この最終5回戦では、各大将がチームポイントに応じて、ポイントを調整してくるので、見ごたえがあるはずです!
展望としては、リーチを多用する感覚派・近藤と理論派・木原の攻撃に対し、守備・ダマテンを主体とする阿部・勝又がどこまでかわしきれるかという戦いになると思います。
しかし、この5回戦だけは、それぞれに優勝条件が出ますので、雀風はあまり関係ないかもしれません。
仮に、現在のポイント状況のままこの5回戦を迎えたとすると、RMU阿部だけ特大トップ条件、木原・勝又は近藤を3着以下に沈めてのトップとなりそうです。
ぜひ生放送で、歴史的勝者の誕生をご覧ください!
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
■次回放送(最終節):9月25日(日) 14:30~ AbemaTV麻雀チャンネルにて
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