勝又の逆転大トップ!近藤の粘り!麻雀プロ団体日本一決定戦第2節3回戦A卓レポート
8/25(木)16:00よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送された、第1回麻雀プロ団体日本一決定戦第2節3回戦A卓の様子をお届けします!
対局者は、起家から順に
近藤誠一(最高位戦日本プロ麻雀協会)
岸部智彦(RMU)
勝又建志(日本プロ麻雀連盟)
木原浩一(日本プロ麻雀協会)
レポーターは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)です。
大将3名が同卓となり、最終節の大将戦に向けた前哨戦といったところ。
しかし、先制したのはどの大将にもあらず。
2巡目にして1m3m4mから、イッツーを見て1m3mのカンチャンに固定すると、リーチツモで4000オール。
大将3人を相手に、岸部が大きな先制パンチを繰り出す。
これを追いかけたのは近藤。
東3局、勝又のリーチに追いかけ、安目ながら7mを一発で勝又から打ち取ると、ウラが乗って12000。
南1局のオヤ番でも、1sポンから入ると、リーチの木原から9sが出て12000。
これで近藤・岸部の一騎打ちかと思われたのだが、勝又が南場の大連荘で一気に2人を抜き去った。
リーチツモウラ1で2600は2800オール。
リーチ一発ツモウラ1で40は43オール。
安目ながら、メンピンツモで1300は1700オール。
最後は、2000は2500オールで、持ち点を5万点台に乗せた。
こうなってしまうと、オーラスでは近藤・岸部の2着争いに焦点が絞られるが、オヤの木原がドラの東をポンして近藤から12000をアガり、近藤を引きずり下ろす。
続く1本場でも、木原がペン3mチー、白ポンで5800テンパイを入れ、オーラスの大逆転を目論む。
これに対する近藤、ドラアンコのリャンシャンテンで、ポツリと中。
これは放銃になる。
木原はまだ字牌すら余っておらず、中を切るなら今しかない。
モニター越しに見ていた選手の面々も、近藤の放銃を思い描いた。
石井一馬「ああ、これは中打っちゃいますね(ノД`)・゜・。」
鈴木たろう「中打つね、ドラアンコだもんね、中打ちましょう\(^O^)/」
しかし、ただ1人、自信満々に違う答えを言い放った者がいた。
金子正輝「打たないよ。打つわけないよ」
近藤の選択は打3p!!どよめきが起こる控室。
うなずく金子。
すると、次巡に木原が待ち替え。
それでも打たない近藤。
打たない。
絶対に打たない。
近藤は、このときの心境を対局後にこう語った。
「絶対にラスには落ちないように粘るしかないと思って打った」
すると、この尋常ならざる粘りがドラマを生む。
自風の西をポンしている岸部が、6mを勝負してテンパイを組んだのだ。
岸部もまた、戦っていた。
岸部「マンズがまだ余っていないし、打点も5800まででしょう?」
そう語った岸部は、このオヤが続くことの脅威を、経験則からよくわかっていた。
岸部の選択は、2着を確保するためにこの瞬間の勝負。
その岸部の決断が、次巡に木原がツモ切った5mを捕えた。
【2節3回戦A卓】
勝又(プロ連盟) +52.6
岸部(RMU) +14.8
近藤(最高位戦) ▲19.5
木原(プロ協会) ▲48.9
全卓終わってみれば、最高位戦がわずか30ポイント差で首位をキープ。
正に、大将・近藤の粘りが削り出した30ポイントでの首位キープとなった。
とはいえ、上位は混戦。
2日目の終わりに笑っているのはどのチームなのか。
4回戦に続く。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
■次回放送(第3節):9月13日(火) 16:00~ AbemaTV麻雀チャンネルにて
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